日本で「ねじ」のチョコレートが人気...韓国人強制徴用製鉄所のねじを模倣

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日本ではバレンタインデーを控え、実際のねじのように締めたり緩めたりできる「ねじ」状のチョコレートが人気を集めている。

12日、朝日新聞は福岡県北九州市の「グランダジュール」(Gran Da Zur)という製菓店が開発したこのチョコレートが国内外で大きな人気を集めているとして、今後は韓国と中国にも輸出を計画していると報道した。

しかし、このチョコレートは日本植民地時代に多くの朝鮮人が強制徴用された八幡製鉄所(現新日鉄住金所有)で使用されたねじの形を模したものである。北九州市にある八幡製鉄所は、日帝時代に朝鮮人約3400人が強制徴用されて連行された場所で、彼らのうち18人が労働で死亡したところである。

八幡製鉄所は、2015年にユネスコの世界文化遺産に登録された「明治時代の産業革命遺産」の一つで、「グランダジュール」製菓店は、製鉄所で使用されたねじの形状からインスピレーションを得て、このチョコレートを開発したと朝日は伝えた。

吉武太志(45)グランダジュール会長は「世界遺産がある北九州をアピールするためにねじチョコレートを開発した」と説明した。

ねじチョコレートは、ボルト(長さ約2p)とナットの形で構成されている。ボルトとナットのそれぞれに溝が掘られており、実際に合わせて回すと締めることができる。商品は2種類で、ボルトとナットで構成されたセットと、その上にココアパウダーを鉄の錆のように撒いたものがある。

朝日によるとこの製品は2016年2月の発売後、日本国内で爆発的な人気を得ており、海外でも販路が拡大され、シンガポールとアラブ首長国連邦(UAE)でも販売している。来る3月から米国でも販売する予定だ。

新聞はこのチョコレートを韓国と中国、オーストラリアなどでの販売も計画していると伝えた。

グランダジュール製菓店は、バレンタインデーを控えて生産工場に昨年10月に製造ロボットまで導入し、現在は一日約1万5000セットを作っているが、注文に追いつかない状況だと新聞は伝えた。

ソース:ニューシス 2018-02-12 16:01(韓国語)
http://news.donga.com/home/3/all/20180212/88637336/1
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実際に締まる「ネジチョコ」、注文殺到 米国でも販売へ
https://www.asahi.com/articles/ASL266WWQL26TIPE048.html
グランダジュール
http://www.grandazur.jp/
http://grandazur.buyshop.jp/

注:朝日新聞では吉武太志さんは社長となっています。