陝西省西安市の交通警察官が14日、駐車違反をしていた乗用車に「新年おめでとう」「本日は処罰しません」などと書かれた通知書を残したことで、中国では賛否の声が上がった。

通知書は、駐車違反の取り締まりになったことを示す公的書類だ。紙1枚から成り、警察官は車両ナンバーや車両の色や車種、取り締まりの時刻、駐車場所などを書き込む。その下の部分には、指定した期間内に指定した警察署に出頭することを求める文章が印刷されている。駐車違反の反則金を支払い、反則に対する点数追加を受けるためだ。

インターネット上では、西安市内で駐車違反をしていた乗用車に残された通知書の画像が広まった。取り締まり日時は「2018年2月14日10時12分」と記入されているが、違反場所の記入部分には「よい祝日を。本日は処罰しません」と書かれている。

さらに通知書の余白部分には「(西安市)唐延交通警察から新春おめでとう。規則に従って駐車してください」と手書きで書かれている。

地元メディアの華商報は15日、インターネットで同「通知書」に対する賛否の声が多く集まっているとして、警察側の説明を紹介する記事を掲載した。

地元警察に取材したところ「春節(旧正月、2018年は2月16日)を迎える時期で、交通にも影響が出ていない駐車違反だった」との回答だったという。警察はさらに、法律の厳格な適用と柔軟な運用を組み合わせた「人間的公務執行」だと説明した。ただし、「交通に重大な影響を与える違法駐車があった場合には厳格に処罰する」とした。

一方で、ネット上で批判の声が上がったことについては、「法執行における厳粛さに欠けた面はある」と認め、今後は口頭での注意や正規の「通知書」以外のカード類で注意を促す方式に切り替えるという。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://www.recordchina.co.jp/b571738-s0-c30.html