米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は5日、最新の商業衛星写真に基づき、
北西部寧辺の黒鉛減速炉(原子炉)の稼働が継続している形跡があるとの分析結果を公表した。
原子炉から取り出した使用済み核燃料を再処理し、プルトニウムの生産を再開した可能性があるとしている。

 2月25日撮影の衛星画像などによると、発電施設から原子炉稼働を示す蒸気が確認されたほか、
付近の川に張った氷が溶けているのが分かった。

 一方で、原子炉の冷却作業を示唆する温排水が排水管から流れた形跡はなく、本格稼働したかどうかは確定できないとしている。
稼働状態の判別を困難にするために、北朝鮮側が排水管を川まで延伸した可能性も否定できないという。

 周辺では車両の活発な動きも確認され、施設改善などを進めている兆候もある。

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180306/mcb1803061221024-n1.htm