韓国と北朝鮮は、9日のピョンチャンパラリンピックの開会式について、オリンピックの開会式に続いて韓国と北朝鮮の選手が、朝鮮半島が描かれた統一旗を掲げて合同で入場行進するか協議してきました。

韓国政府傘下の大韓障害者体育会によりますと、北朝鮮側は、統一旗に南北が領有権を主張する島根県の竹島を表記することを主張し、「政治的な理由で島の表記ができないのは受け入れられない。われわれの国土を表記できないのは自尊心が許さない」と主張したということです。

統一旗をめぐっては、IPC=国際パラリンピック委員会は、「オリンピックですでに表記が決まった統一旗を変更することはできない」という立場を示しており、これを受けて韓国と北朝鮮は改めて協議したものの、折り合いがつかず合同での入場行進を見送ったということです。

大韓障害者体育会は、「民族の和解と平和なパラリンピックの開催のために南北が一つになった姿を望んでいたが、互いの立場を尊重して受け入れた。今後、大会の成功のために双方が貢献することを願っている」とするコメントを発表しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180308/k10011356581000.html?utm_int=news_contents_news-main_007