運用は、米陸海空軍の現役&予備役将兵らによってなされている。何より、湾岸戦争(1991年)の勃発誘因となったイラク軍のクウェート侵攻後、わずか13日後には母港カリフォルニア州サンディエゴを出港し、半年間もの長期にわたり多国籍軍の傷病兵690人を収容し、300件もの手術を実施した。

 金正恩氏も東京港に入るマーシーのTV映像の向こうに、「超弩級戦艦」の幻影を見ることになる。

トランプ発言はハッタリではない

 米朝首脳会談が予定される反面で、トランプ氏は安全保障関係者の助言を受け入れ、北朝鮮への軍事攻撃を着々と準備している。

 米軍はパラリンピックが終われば、朝鮮半島内外で各種軍事演習を決行する。米大統領報道官は12日の記者会見で、北朝鮮側が言い出した(1)核実験と弾道ミサイル発射の凍結(2)非核化の意思(3)米韓合同軍事演習への理解−の《3つの約束》を維持すれば、首脳会談は「予定通りに開かれる」と述べた。けれども《3つの約束》はあくまで会談開催の条件であり、制裁緩和や対北軍事攻撃放棄の条件ではない。