https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011376521000.html
3月23日 19時39分

アメリカのトランプ大統領が通商法301条に基づく中国への制裁措置を発動すると決定したことについて、中国外務省の華春瑩報道官は23日の記者会見で「典型的な貿易の保護主義で中国は断固として反対する。中国、アメリカ、そして全世界にとって不利益で非常に悪い先例を作った」と批判しました。

そのうえで華報道官は「貿易戦争を望まないがおそれもしない」とする中国側の立場を繰り返し、「貿易戦争では間違いなく真っ先にアメリカの消費者や企業、金融市場が損害を受ける」と強調しました。

さらに今後の対応については「お返しをしなければ失礼にあたる。われわれは最後までつきあう」と述べて制裁措置が発動されれば対抗措置で応じる構えを示しました。