http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2018/03/27/0400000000AJP20180327002800882.HTML

【ソウル聯合ニュース】大阪にある韓国系学校の金剛学園は27日、在日同胞や韓流ファンなどの韓国語学習者向けの教材を発刊したと伝えた。

 韓国語で「ドキドキ楽しい韓国語教室」を意味するタイトルの教材は初・中級者が対象で、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングを12段階に分けて体系的に学習でき、教育現場ですぐに活用できるワークブック形式となっている。

 金剛学園は韓国教育部の支援を受け、1年間の編集作業を経て教材を開発した。

 同校の尹裕淑(ユン・ユスク)校長は「既存の教材は小学校レベルに限られている上、オールドカマー(植民地時代に朝鮮から日本へ渡った1世とその子孫で特別永住権を持つ人々)とニューカマー(1980年代以降に留学などで渡日して定住した人々)が共に学ぶ日本社会の特殊性などが考慮されておらず、物足りない点が多かった」と指摘。「韓流の影響で韓国の生きた言葉を学びたい学習者のニーズを反映し、日本語を併記して独学も可能にしたことが特長だ」と紹介した。

 金剛学園は4月からの新学期に活用できるよう、この教材を日本の韓国人学校、週末のハングル学校、韓国教育院、民族学級(公立学校内に設置された韓国語教室)などに配布した。

 尹校長は「韓国語を学ぼうとする日本人も増加しており、日常生活で使われる略語や隠語を含む高度な表現まで盛り込んだ上級者用教材も開発したい」と述べた。

ynhrm@yna.co.kr