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 日本の農作物は品種改良によって見た目や味が良いものが数多く存在し、果物などは中国にも輸出されており、高級品として非常に高値で販売されている。近年は中国の農業関係者やメディア関係者が、「日本はなぜ美味しい果物を生産できるのか」と疑問を抱き、果物栽培の現場を視察するために訪日するケースも多いようだ。

 中国メディアの今日頭条は28日、中国のテレビ局の関係者が日本のイチゴ栽培を取材し、学ぶために訪日したことを伝え、「日本が世界でもっとも優れたイチゴを生産できるようになった要因」を学ぶことは、中国にとって非常に有益であると伝えている。

 中国人一行がイチゴ栽培を視察するために訪れたのは福岡県だ。大粒で甘味の強いイチゴとして有名な「あまおう」は福岡県で生まれ、福岡県内だけで生産されている品種であり、イチゴ栽培を視察するならば確かに福岡県は正しい選択だと言えるだろう。

 記事が、日本のイチゴ栽培は「品種、栽培方法、収穫から包装、販売に至るまで、すべてにおいてそのクォリティは世界のトップレベルにある」と紹介し、日本ではイチゴがどのように販売されているのかを見るためにスーパーマーケットを訪れたと紹介した。

 そして、スーパーでまず驚いたのはイチゴの品種が非常に多く、大きさや色、形などが品種によって様々で、値段も大きな違いがあることだったようだ。さらに、イチゴ9粒で8000円を超えるような高級品も存在することに驚きを示しつつ、日本では売り場に並ぶのはどれも「選別された一級品ばかり」と伝えた。

 また、売り場に並んでいたイチゴの多くは透明なパックに入っていたというが、「中国であれば十分に丁寧な包装の部類に入るが、日本ではそれでも簡易包装だというから驚いた」と紹介。記事ではイチゴの生産現場の視察内容については紹介されていないが、売り場に並ぶイチゴからも中国との違いが数多く見て取ることができ、また学ぶべき点としての収穫も数多くあったようだ。(編集担当:村山健二)