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【ソウル=ニューシス】 中小ベンチャー企業部と産業通商資源部が主催した行事に戦犯企業である韓国三菱電機オートメーションの代表が参加して物議をかもしている。特に同代表は長官など内外の賓客と共に開幕式などの日程を全部消化したことが分かった。

日本3大財閥に選ばれる三菱グループは代表的な日本戦犯企業で、昨年封切られた日本強制占領期間徴用朝鮮人の強制労働を扱った映画「軍艦島」の実際のモデルだ。

30日、中小ベンチャー企業部によれば去る28日開幕した「スマート工場・自動化産業展2018「開幕式には民間要人としてキム・ヒョンムク韓国三菱電機オートメーション代表が参加した。この日、キム代表はホン・ジョンハク中企部長官、ペク・ウンギュ産業部長官、与党議員らと授賞式、テープカット式、展示場ツアーなどの日程を全部一緒に消化した。

長官および与党政治家たちが戦犯企業代表とともに政府が主催した行事の開幕を祝ったのだ。

韓国三菱電機オートメーションは戦犯企業・日本三菱グループの三菱電気が100パーセント出資した子会社だ。同社は国内で電力機器、産業メカトロニクス機器などの商品販売および貿易仲介A/S営業などをしている。売上額は昨年基準で4000億ウォンほどで中堅企業に分類される。

三菱は日帝強制支配期の朝鮮人強制労働、第二次大戦軍需品調達の先鋒にあった企業だ。1870年に設立された三菱は船舶運送業から出発して19世紀後半、炭鉱事業にも手をつけて大きな収益を上げた。「軍艦島」とも呼ばれる端島は三菱が炭鉱事業のために買い入れた土地だ。

民族問題研究所が企画した「軍艦島、終わらなかった戦争」によれば1943〜1945年500〜800人の朝鮮人が端島炭鉱で強制労働に苦しめられた。すぐそばの島の三菱所有高島炭鉱まで合わせれば1945年に約1300人の朝鮮人がこの地域にいたという記録もある。特に1986年、日本市民団体「在日朝鮮人の人権を守る会」が提示した火葬埋葬許可証によれば1925〜1945年、端島炭鉱で合計1295人が亡くなり、このうち朝鮮人は122人に達する。

韓日間の過去の歴史がきれいに整理されていないだけに、解放後も三菱と関連した論議は現在進行形だ。強制労働にあった一部生存者らは三菱側と損害賠償訴訟を進行中だ。国内裁判所では一部勝訴の判決を勝ち取ったりもしたが、大法院の最終判決はまだ下されていない。2008年、国内に進出した三菱自動車は2011年、不買運動および退出運動に直面して撤収した。その後、2012年に再進出したが販売実績が低調でまた国内市場から退場した。

政府関係者は韓国三菱電機オートメーションの行事参加可否など行事全体の進行と関連しては開催した韓国スマート製造産業協会で決めたものと説明した。韓国三菱電機オートメーションはこの協会の会員会社だ。合わせて政府資金投入がない民間推進行事では企業褒賞をするために表面的に主催者を政府部署で表記すると説明した。

政府関係者は「民間協会ですることなので、私たちは行事進行できなかった」とし、「ただし、懇談会のようなものからは(韓国三菱電機オートメーションが)みな抜けた」と伝えた。引き続き「韓国スマート製造産業協会では何の考えもないようだったが、戦犯企業の一つなので(展示場ツアーでも韓国三菱電機オートメーション側が)デモの様なことをすると言ったが、それは抜く様に(展示場巡回)スケジュールを定めて動いた」と付け加えた。

チェ・ヒョンホ記者

ソース:中央日報(韓国語) 日戦犯企業三菱、政府主催行事になぜ参加したか?
http://news.joins.com/article/22495708