http://www.recordchina.co.jp/b589409-s0-c30.html

2018年4月3日、中国新聞網は日本の報道を引用し、外国人観光客に人気の高い奈良公園(奈良県奈良市)に鹿せんべいの与え方を説明する看板が設置されたことを伝えた。

看板設置は、鹿せんべいを与える観光客がシカにかみつかれるなどのトラブルを防ごうというもので、日本語、英語、中国語で「じらさずにすぐ与えて」「手持ちのせんべいがなくなったら両手を広げてシカにアピール」という説明がイラスト付きで記されている。

報道によると、2017年度のけがの被害180件のうち、7割強の138件が中国人をはじめとする外国人観光客だった。こうしたトラブルは中国でも過去に報じられており、環球網は今年2月の春節(旧正月)シーズンに「多くの訪日中国人観光客にとって、奈良は必ず行くべき場所の一つ。なぜなら、著名な古跡があるほかに、有名なシカの街でもあるからだ。ただ、17年4月から18年1月末までに奈良公園でシカにかまれるトラブルは164件発生。負傷者の79%は外国人で、うち83%は中国人だった」と注意を呼び掛ける記事を掲載。中国人観光客がトラブルに巻き込まれることについて、中国のネット上には観光客側の原因を指摘するコメントも数多く寄せられていた。(翻訳・編集/野谷)