ソウル市内で家出した10代の少女のうち、約20%が生計を立てるために売春をした事が分かった。ソウル市はこれに対し、10代の家出少女を助けるための各種制度を用意した。

ソウル市の調査(2015年)によれば、家出をした10代の少女のうち18.3%は売春の経験があり、ほとんどが寝泊りするための生計型売春であると明らかになった。

家出をした10代の少女のうち2回以上の家出再発経験者は83.8%で、『家出→帰宅→家出』を繰り返すケースが多かった。

追い詰められた10代の少女の相当数が生計のために売春に手を染めていた。家族間の不和などで家出の再発は多い。学業中断率も高く、安定した職に就きにくいため売春に再び踏み入る悪循環が繰り返されている。

追い詰められた10代の少女は売春や性的暴行などで妊娠したり、女性疾患が発病する可能性が高いが、健康サービスを支援する機関は全くない状況であると市は説明した。

また低学歴で仕事の経験がない追い詰められた10代の少女に対し、学業と就職を同時に支援する自立支援施設も不在である。

これに対して市は家出・売春などで追い詰められた10代の少女を安定的に支援するため、全国で初めて『ソウル市危機10代女性支援条例(直訳)』を制定、来月の3日から公布・施行する。

(以下略)

ソース:NAVER/ソウル=NEWSIS(韓国語)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=102&oid=003&aid=0008561536