> 午前4時頃にキム容疑者が小便を流し込んでいる
ここは超大国
コリア
とある携帯ショップ
ひとびとがまだ眠りから醒めあがらぬ午前4時ちょっと
だれもいない携帯ショップに朝靄が立ちこめていた
静寂を打ち砕くかのように近づく一つの足音があった
それは一匹の老人であった
年の頃67,8
齢の中に思い込めたその額
かつてこれほどハゲしいテモった老人がいたであろうか
もし老人が善人ならばそれはこの放射鮮塗れのコリアの所為なのか
老人は今日もまた来てしまった
ここ一ヶ月
そう雨の日も風の日も通い続けたこの場所
老人の足は止まった
老人はゆっくりと辺りを見渡した
そしておもむろコートのポケットに手をいれた
老人が取り出したの一つのペットボトルであった
老人力混み恨みこめてそのペットボトルに己の小便を注ぎ入れた
老人の右手にひかるあの使用済みのペットボトル
その老人を人はこう呼ぶ
キム某容疑者(67歳)