【日中韓首脳会談】韓国大統領府「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化の表現は入らない」 北朝鮮を刺激 


韓国青瓦台(大統領府)は7日、東京で9日に開催される韓日中首脳会談で3カ国共同宣言とは別に採択する方向で推進している特別声明について、
「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVID)との表現は入らないと重ねて伝えた。

 青瓦台の高官は聯合ニュースの取材に
「特別声明には(先の南北首脳会談の)『板門店宣言』を支持するという内容のみを盛り込むのがわれわれの立場だ」と述べた。
韓国はこうした内容の草案を中国と日本に回している。ただ、日本政府は特別声明でCVIDに触れることを望んでいるとされる。

 青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は3日、
「共同宣言とは別に推進する特別声明に、CVIDや対北制裁などに関する内容が入る理由はない」と伝えていた。

 青瓦台のこうした姿勢は、北朝鮮と米国が扱うべき非核化問題に第三国が口出しするのは両者の交渉に役立たないとの判断によるものとみられる。

 板門店宣言でも「完全な」非核化と表現しており、非核化の手法を巡り米朝間の隔たりが依然大きい状況で、
あえてCVIDを明示して北朝鮮を刺激する必要はないと考えているようだ。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2018050700716