【ソウル聯合ニュース】韓国で釈迦誕生日(旧暦4月8日)を迎えた22日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓国最大の仏教宗派、大韓仏教曹渓宗の総本山である曹渓寺(ソウル市鍾路区)で開かれた法要に寄せた祝辞で、「平和と繁栄の新しい朝鮮半島時代を迎えられるよう、貧者の一灯の気持ちで(真心を込めて)祈ってほしい」と述べた。

 祝辞は都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官が代読した。文大統領は22日(米東部時間)のトランプ米大統領との首脳会談のためワシントンを訪問中。「法要が開かれている今、私は朝米(米朝)会談の成功と朝鮮半島の恒久的な平和のため、トランプ大統領と相対しているだろう」と述べた。

 文在寅政権は昨年、釈迦誕生日の正式名称を純粋な韓国語である「プチョニム(仏様)」を用いた「プチョニムがいらっしゃった日」に変更した。文大統領はこれを念頭に、「今年の『プチョニムがいらっしゃった日』は実に特別だ。本来の意味と名前を手に入れようとしていた仏教界の念願がかなった」「私も(大統領選で掲げた名称変更の)約束を守れて非常にうれしい」と述べた。

 法要には仏教徒ら1万人余りが参列した。

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