19日に行われたロシアワールドカップ(W杯)グループリーグH組の日本−コロンビア戦で日本の応援団に旭日旗が登場しなかったことについて、旭日旗退治キャンペーンに取り組んでいる誠信女子大の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授が「幸いだ」と語った。

徐敬徳教授は20日、韓国オンライン新聞ノーカットニュースのインタビューで「前日のW杯の日本戦で(旭日旗が)登場していれば連絡があったはずだが、メール・SNSなどで確認してみるとそのような情報はなく幸いだ」と述べた。

続いて「戦犯旗は第2次世界大戦で日本が周辺国を苦しめた当時に先頭ではためいていた日本帝国主義思想のアイコンだったが、そのような歴史認識に背を向けてスポーツにまでこれを適用してきたこと自体が話にならない」とし「最も大きな問題は欧州や米国などでも旭日旗が日本を代表する模様のように認識されているという点」と指摘した。

これに先立ち徐教授は2018ロシアW杯の開幕に合わせて「戦犯旗応援退治映像」を制作し、ユーチューブに載せた。また、この映像を世界主要メディアおよそ300カ所のツイッターアカウントに送った。徐教授は「W杯が開催されるたびに登場する戦犯旗応援を事前に遮断し、特に『ナチス旗=旭日旗』が同じ意味ということを全世界のサッカーファンに広く知らせようと今回の映像を制作した」と説明した。
中央日報日本語版
2018年06月20日16時59分
http://japanese.joins.com/article/461/242461.html?servcode=600&;sectcode=640&cloc=jp