2018年6月28日、中国メディアの鳳凰網に、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場した韓国代表について「こんな韓国をどうして愛さずにいられようか」とする記事が掲載された。

記事はまず、韓国がFIFAランキング1位で前回王者のドイツを破る大金星を挙げたにもかかわらず、中国では韓国人を侮辱する言葉を吐いたり嘲笑したりする人が多いと指摘。そうした背景にある中国人の韓国人に対する「新旧さまざまな恨み」の例として、「中国を高倍率の望遠鏡でのぞき見るような」高高度防衛ミサイル(THAAD)の在韓米軍配備や、韓国が「韓国起源説」を主張し中国の伝統文化を奪ったこと、韓国企業に対する嫌悪感などを挙げた。

記事は、韓国代表がメキシコ戦で今大会最多となる24回ものファウルをし、「韓国サッカーは汚い」などと批判が相次いだことについて、「サッカーはもともとエレガントなスポーツではない。時には反則が求められる場合さえある」「韓国が対戦した相手はいずれも国際経験豊かでテクニックにも優れた格上のチームだ。(韓国が)必死で戦わずに、どうして勝利を上げることができようか」などと主張した。

また韓国代表選手がW杯初戦でスウェーデンに敗れた後、観客席の韓国サポーターの前に整列し深々と頭を下げて謝罪したことについて、「中国代表は何度も敗戦している。だがサポーターに向かってこのような態度を見せたことが1度たりともあるだろうか」とも指摘した。

その上で記事は、「今回のW杯で、韓国(そして日本)がアジアサッカーに手本となるプレースタイルを確立してくれたこと、世界にアジアサッカーの質の高さを証明してくれたことに感謝したい」とし、「だからサッカーは人を魅了する。こんな韓国をどうして愛さずにいられようか」と結んだ。
Record china
2018年6月29日(金) 0時20分
https://www.recordchina.co.jp/b619922-s0-c50-d0035.html