これをオペラにしろよ。

若い寡婦であるプネが、物陰で小便するところからこの一幕(マダン)は始まる。
小便をしているところを僧侶が目撃し、プネの去った後、僧侶は地面に顔を寄せ、
土を手に取りその匂いを嗅ぎだすのである。匂いを嗅いだ僧侶は次のような台詞を言う。
「ウフフフフ、アイグー、匂いだ。アイゴー、濡れておるわ。」
欲情した彼は経文を唱えながらプネに近付いて行き、ついに笠を脱ぎ捨て、破戒してしまう。
そして、次のような数え歌でプネを誘うのである。

一(イル)に 一枷山(イルカサン)で年老いた坊主が
二(イー)に 二枷山(イーカサン)に向かう道
三(サム)に 三路(サムロ)の路上で
四(サー)に 士大(サーデ)婦女(おくさん)に逢って
五(オー)に おしっこ(オジュム)の匂い嗅ぎ
六(ユク)に 欲情(ヨクチョン)が込み上げ
七(チル)に 七宝(チルポ)の飾りはしていなくとも
八(パル)に 御縁(パルチャ)があろうがなかろうが
九(クー)に 区別(クビョル)などなさらずに
十(シプ)に おまんこ(シプ)させて下さいな