7/15(日) 5:08配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00001890-chosun-kr
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 偽韓流店舗はベトナムだけにあるわけではない。中国企業は中国国内だけでなく、東南アジア、中東など韓流の影響力が大きい地域を中心に店舗を急拡大している。最近はオーストラリア、ロシア、北米、南米、アフリカにも進出した。事実上世界を相手に韓流ビジネスを始めた格好だ。

 中国・上海市に本社があるMUMUSOは2014年11月、中国・青島市に1号店をオープンした後、4年で中国国内だけで1000店舗を展開する大規模なフランチャイズへと成長した。16年にフィリピンに進出したのをはじめ、東南アジアに進出。2年間でシンガポールなど東南アジアのほとんどの国に出店した。昨年からはアラブ首長国連邦(UAE)、トルコ、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、カナダにまで進出している。

 「ハイクオリティーの韓国製品を選び運営する精品雑貨専門店」と自らを紹介するMINIGOODは、「有名な韓国のデザイン会社と協力し、13年10月にソウルで創業した」と主張する。しかし、本社は中国の浙江省義烏市にある。16年にはベトナムをはじめとする東南アジア市場に進出した。今年2月にはイスラエルに3店舗をオープン。自社を韓国企業として紹介する報道資料も出した。

 韓国に本拠地を置いていると宣伝する「ilahui」も実際には本社がMINIGOODと同じ義烏にある。ブランド発足から1年後の16年にベトナムに進出し、その後2年で中国国内、東南アジア、パキスタン、サウジアラビア、UAE、ロシアなどに1200店舗を展開するブランドへと成長した。