0001ザ・ワールド ★
2018/07/18(水) 19:47:13.93ID:CAP_USER中年男性が文無しになったことが明らかになった。男は親戚からも見放された挙げ句、
宝くじ売り場の店主に借金を申し込んだところ断れたことから、逆上して売り場に放火し逮捕された。
男は近く裁判にかけられることになっているが、中国では放火罪は重罪なだけに、10年以上の量刑の判決が下るとみられる。
宝くじが男の人生を狂わせたといえる。中国では競馬などのギャンブルは禁止されているものの、宝くじだけは国家の公認事業であり、
宝くじにのめり込む人が多く、一説によると700万人もの「宝くじ中毒患者」が存在するといわれている。
上海のニュースサイト「新聞」によると、男は徐超という名前で41歳。徐はもともと不動産会社の社員で、
2010年ごろから宝くじを買うようになった。とくに、上海は「彩票(宝くじ)」の文字であふれており、いたるところに宝くじ売り場が設置されている。
現在、市内で手に入る宝くじは、ロト6やナンバーズのように数字を選ぶタイプから、スポーツの試合結果を予測するものまで約40種類と幅広い。
徐は宝くじにはまって、病みつきになり、1回に2万元(約34万円)もの金を宝くじをつぎ込むようになった。
ある時、100万元(約1700万円)もの賞金の当たりくじを引き当てたが、誰にも言わずに、この金でまた宝くじを買って、すっからかんになってしまった。
しかし、徐は宝くじを当てた快感が忘れられなくなり、自宅のマンションも売って、
それで得た金を再びすべて宝くじにつぎ込んだものの、文無しに。
その後、親戚から借金して宝くじを買うようになったが、あまりに頻繁の借金の催促に親戚も徐を避けるようになり、
誰も徐を相手にしなくなった。会社の同僚からの借金も返せなくなり、給料もすべて借金の支払いに回されるなど、徐は会社も辞めてしまった。
それでも、徐は宝くじの魅力から離れられず、なじみの宝くじ売り場の店主らから金を借りるようになったが、
結局、見放されて誰も金を貸さないように。すると、徐は昨年末、ペットボトルに可燃性のアルコールを入れて、
売り場に火を放ち、逮捕されてしまったという。
徐は現在、裁判を待つ身で、彼の姿は典型的な宝くじ中毒患者の末路そのものといえそうだ。
北京師範大学の研究では、中国で宝くじを頻繁に購入している2億人のうち、約700万人が「問題のある宝くじ購入者」、
つまり宝くじ中毒患者とされる。いまは、スマートフォンのアプリで売り場に行かなくとも、簡単に宝くじを買うことができるようになっており、
若年層に中毒患者が増えているとも伝えられている。
ネット上では「中国政府はギャンブルを禁止しているなか、貧困層を救うための基金にするとの名目で、唯一宝くじを公認している。
でも、貧困層が宝くじ中毒になりやすい実態があり、まるで政府の理論は矛盾している」といった批判の書き込みが出ている。
http://news.livedoor.com/article/detail/15026670/