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▲コ・ウン詩人。京郷新聞資料写真.

高銀(コ・ウン)詩人(85)が自身のセクハラ容疑を暴露したチェ・ヨンミ詩人などを相手に損害賠償請求訴訟を起こした。

25日、裁判所によればコ詩人は去る17日、ソウル中央地方法院にチェ詩人とパク・チンソン詩人、チェ詩人の文を掲載した報道機関の代表理事および記者などを相手にセクハラ容疑暴露で被害をこうむったとし、総額10億7000万ウォンの賠償を求める訴訟を起こした。

チェ詩人とパク詩人に請求された損害賠償額は各1000万ウォンずつだ。コ詩人側関係者は「タプコル公園と大田(テジョン)セクハラ容疑が虚偽報道だから訂正報道して損害を賠償せよとの趣旨」と説明した。

同関係者は「コ詩人は容疑について肯定も否定も正確に明らかにしたことがないのに一方的な主張が何の反論もなしに既定事実化された」として「コ詩人は衝撃があまりに大きく、周辺文人らも説得して訴訟を起こすことになったと理解している」とした。

チェ詩人もこの日、自身のSNSを通じて「今日、裁判所から損害賠償請求の訴状を受けた」と明らかにした。チェ詩人は「誰かから訴訟されるのは初めてだ」として「労力のいる戦いが始まったのでまず、ご飯から食べなければならない」と付け加えた。

この事件はソウル中央地方法院民事14部(裁判長イ・サンユン部長判事)に配当され、まだ初弁論の期日は決まっていない。

コ詩人のセクハラ容疑はチェ詩人が季刊文化紙<黄海文化>に載せた市「怪物」でコ詩人のセクハラ容疑を暴露した事実が去る2月に知らされてからふくらんだ。市でチェ詩人は「En先生のそばに座るなと/文壇新人の私にK詩人が忠告した/若い女と見れば触わるから」と書いた。

市には「自分たちが飲む水が糞尿なのかも分からない/かわいそうな大衆//ノートル賞(記者注:ノーベル賞を称するとみられる言葉)候補としてEnの名前があがるたび/Enがノートル賞を受ける様なことが本当に起きるなら、/この国を離れるべきで/この様な汚い世の中で生きたくなくて//怪物を育てた後にどのように/怪物を捉えなければならないのか」という大きな課題も出てくる。

コ詩人は去る3月、英国出版社を通じて「自らに恥ずかしい行動をしたことはなく、今後もずっと執筆をするだろう」と公式の立場を明らかにした。コ詩人は当時「最近、起きた(セクハラ)容疑に私の名前が含まれたことを遺憾だと思う」として「私の過去の行動が引き起こしたかも知れない意図しない傷について、すでに謝罪の意を表わしたことがあるが、一部の女性たちが私について提起した習慣的性暴行容疑についてはきっぱりと否定する」とした。

韓国代表文人団体の韓国作家会議はコ詩人セクハラ容疑と関連して対国民謝罪文を発表し、京畿道(キョンギド)水原市(スウォンシ)がコ・ウン文学館建設計画を撤回するなど政府と地方自治体は「コ・ウン消し」に乗り出した。

イ・ヘリ記者

ソース:京郷新聞(韓国語) コ・ウン詩人、セクハラ容疑暴露したチェ・ヨンミ詩人などに10億訴訟提起
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?art_id=201807251735001