中国航天科技集団公司の研究機関は3日、中国が次世代の戦略兵器として開発を進める「極超音速飛翔(ひしょう)体」の飛行実験に成功したと発表した。同兵器の実験に関して公表されたのは初めて。

 発表によると、「星空2」と名付けられた飛翔体はロケットで予定の高度まで打ち上げられた後、高度30キロをマッハ5・5〜6の速度で飛行した。6分以上飛行したという。

 極超音速飛翔体は大陸間弾道ミサイル(ICBM)と同様、地上から打ち上げられた後、近宇宙空間で切り離されるが、超高速で自由に運動しながら滑空するため、現在の米国のミサイル防衛(MD)では撃墜不可能とされる。中国のほか米国やロシアも開発を進めている。

 米メディアによると2014年1月、中国上空で同兵器の実験が行われたのを米軍が探知し、速度はマッハ10に達したとされる。

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産経ニュース
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