「慰安婦」は当時合法であったにもかかわらず社会問題となったのは、
一部で悪徳朝鮮人業者が婦女子を拉致、誘拐していたことによる。
そこで、これらの悪質な朝鮮人業者に対し、陸軍省は1938年3月4日に
『軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件』と題する命令書を発令している。

「(婦女子を)不統制に募集し社会問題を惹起する虞あるもの(略)募集の方法誘拐に類し
警察当局に検挙取調を受くるものある等注意を要す(略)周到適切にし其実施に当たりては
(略)警察当局との連携を密にし(略)社会問題上遺漏なき様配慮」せよというものである。

悪徳業者を取り締まるための軍の「良識的な関与」を、あたかも軍が「強制」に関与したかのように
報じるのは意図的な事実の歪曲だろう。