そもそもF22自体、当初は制空戦闘機として企画開発を進めてたわけだが、議会の予算承認条件として
「無理なマルチロール化」を余儀なくされ、主に電子系の専用設計部分の増加がコスト〜価格の高騰を
招いた経緯がある その結果、配備機数は大幅に削減され、現状ローテーション可能な航空戦力としての
運用ができなくなっている 少数ゆえ、整備コストや消耗部品の価格にもスケールメリットが発生しない
 
こういった現状が示すのは『現代における航空戦力の更新は、アメリカですら一国では賄いきれない』と
いう現実だ この点においてアメリカが日本に提携を望む理由は、F16の亜種である三菱F2の進化過程、
例えばLMが難色を見せた、空自技研による『インテーク形状の変更』がF2の空力向上と高効率化をもたらし、
それがF16の最新ブロックにフィードバックされるといった『実績がある』からだ