韓経:日本が24年かかった「高齢社会」入り、韓国は17年で
2018年08月28日09時30分
[?韓国経済新聞/中央日報日本語版]

韓国の全体人口は15万人増加したが、経済活動で最も活躍するべき年齢層はむしろ減少した。おじいさん・おばあさんの人口が孫のそれを上回った。10世帯中1世帯以上は高齢者だけで構成されていて、単身世帯の4世帯に1世帯は一人暮しの高齢者だ。韓国統計庁が27日に発表した「2017人口住宅総調査」で分かった韓国の高齢化の実態だ。人口住宅総調査によると、韓国は昨年初めて高齢人口(満65歳以上)比率14%を超えて高齢社会に突入した。世界で類例がないほど短期間での「高齢社会」入りだ。寿命は伸びて出生率は低下し、高齢化の時計もますます速まっている。このままいけば、重くのしかかる高齢者の扶養負担で景気低迷に陥る「シルバーショック」が現実化するという懸念が大きくなっている。

◆高齢社会へ超高速で進入

人口住宅総調査を見ると、昨年の高齢人口は711万5000人で全体人口の14.2%を占めた。前年(13.6%)に比べて0.6%ポイント増えた。全体人口が5127万人から5142万人に0.3%増加する間、高齢人口は678万人から712万人に5.0%増加した。

国連は高齢人口比率が7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、20%以上になれば「超高齢社会」に分類している。韓国は2000年に高齢化社会となり、それから17年で高齢社会に突入した。高齢化の速度が最も速いと言われている日本でも、1970年高齢化社会から1994年高齢社会に入るのに24年かかった。韓国の「高齢社会」進入速度は、フランス(115年)・米国(73年)・ドイツ(40年)など他の先進国と比較すると、より際立っていることが分かる。

統計庁は1997年の将来人口推計で、2022年に高齢社会になると予想していた。その後、2000年の人口推計で進入時期を2019年に3年操り上げたことに続き、2015年にはこれを改めて2018年に調整した。今回の人口住宅総調査では1年さらに操り上げた。

高齢化が進行するに連れて社会負担は大きくなる。韓国経済研究院によると、高齢人口が全体人口に占める比率が1%ポイント高まれば国内総生産(GDP)は約0.97%減少する。

http://japanese.joins.com/article/473/244473.html?servcode=400&;sectcode=400