▲インターネット上に「釜山映画祭人物データベース」だとして掲載された文書の一部。外国人評論家の氏名欄に「犬クズ」と書かれている。
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招待客を「わがまま」「しつこい」「犬クズ」(犬は侮蔑語)などと表記していた釜山国際映画祭の内部文書がインターネット上に掲載されたことから、物議を醸している。

同映画祭側は「データベースに実際に記録されている内容ではなく、職員教育のために任意で作成された画像ファイルであり、実際の招待客管理とは関係がない」と釈明した。

30日、あるインターネットサイトに「釜山国際映画祭2018招待担当者全体教育」という題の17ページ分のプレゼンテーション文書を公開するスレッドが立った。

スレッド作成者は「昨年のように上映作リストが流出していないかと気になって、映画祭のホームページを見ていたら(この文書を)見つけた。なぜこのような文書を部外者が閲覧できる所にアップロードしているのか分からない」と書き込んだ。

問題になっているのは、映画祭スタッフが書いた統合業務管理システムの人物データベースページと見られる文書の最後の3枚。ある外国人評論家のハングル表記氏名欄に「犬クズ」と書かれている。追加情報欄には「2014年閉会式に犬暴動、見つけたらビンタ」とあった。

ヨーロッパの大学の映画学教授の追加情報欄には「深刻なほどディメンディングだ(要求が多い)。開会式のチケットが欲しいと当日にわがままを言って、結局レッドカーペットに立った」と書いてあった。この2人は共に実在の人物で、英文名や国籍などは正確に記載されていた。

最後のページには、ある韓国人俳優のレッドカーペット写真と共に「しつこいゲストアウト」と書かれていた。

同映画祭側は「招待客を管理するスタッフに『このように感情的な言葉を使ってはいけない』と教育しようと任意に作成された資料を、誰かが悪意を持って流布したようだ。関係者の方々に申し訳ない」と述べた。

今年の釜山国際映画祭は10月4日から十日間にわたり招待客約1万人が出席する中、開催される予定だ。


2018/08/31 11:01/朝鮮日報日本語版
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