http://f.st-hatena.com/images/fotolife/V/Vergil2010/20150322/20150322125119.png?1426996307
http://vergil.hateblo.jp/entry/2015/03/23/202723

美田賢二郎証言[4]

 なにしろ天下晴れての人殺しですからねえ。
私の家は横浜にあったんですが、横浜でもいちばん朝鮮人騒ぎがひどかった中村町に住んでいました。

 そのやり方は、いま思い出してもゾッとしますが、
電柱に針金でしばりつけ、なぐるける、トビで頭へ穴をあける、竹ヤリで突く、
とにかくメチャクチャでした。

 何人殺ったかということが、公然と人々の口にのぼり、私などは肩身をせまくして、
歩いたものだ。
そのなかでも、川へ飛び込んだひとりの朝鮮人を追って、
日本人が舟で追う光景は、いまでもはっきりと脳裏に焼きついています。

 しばらく水中にもぐっていた朝鮮人が水面に顔を出したのは五分もたってからです。
行くえがわからず、やみくもに舟を進めていた日本人は、顔を出した朝鮮人に向かって
全速力で突進を開始した。
このようすに気づいた朝鮮人は瞬間的に逆方向に泳ぐ、その形相のすざまじいこと。
だがどんなに体力に自信があるとはいえ、しょせん舟にかなうわけはない。
朝鮮人の頭めがけてトビが飛ぶ。ブスという音とともに血が吹き出し、
みるみるあたりは真っ赤に染まっていく。
それでも気がすまないのか、トビで引っかけた朝鮮人をズルズルと舟へ引き寄せると、
刀で斬りつける。竹ヤリで突く、全身ズタズタにしてしまった。
もはや、ぐったりとなった朝鮮人の顔は、肉がはじけとび、すでに人間の顔のかたちをとどめてない。
川岸で、その惨状を見ていた私の背中を冷たい汗のしずくが流れ落ちた。
くやしかったことでしょう。(談)