https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00000052-jij-kr

 【ソウル時事】韓国の文在寅大統領の外交ブレーンとして知られる文正仁・統一外交安保特別補佐官は3日、ソウル市内でのセミナーで、朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦宣言構想について、「(一度採択されても)撤回可能だ」という見解を表明、トランプ政権に受け入れを求めた。
 
 終戦宣言をめぐっては、北朝鮮が「緊張緩和と平和体制に向けた最初の工程だ」と位置付け、早期採択を要求。米国は「宣言は不可逆的な措置であり、非核化に向けた具体的な措置の履行を優先すべきだ」という立場を堅持し、対立している。文正仁氏の発言は、宣言の拘束力を弱めることで米側に歩み寄りを促す狙いがあるとみられる。