シンガポールでの米朝合意によって7月に北朝鮮が米国に返還した遺骨55柱に韓国軍兵士の遺骨も含まれていたことが分かった。米国は最近、このような事実を韓国政府に伝え、政府は10月1日の「国軍の日」に合わせて返還式を検討している。

政府関係者は11日、「北朝鮮が返還した遺骨55柱は、現在ハワイで鑑識が行われている」とし、「このうち一部が韓国人を含むアジア人の遺骨と判明し、米軍が韓国に引き渡す考えであることを伝えた」と明らかにした。

米国は7月27日、板門店(パンムンジョム)で北朝鮮から遺骨55柱を返還された。この遺骨は、烏山(オサン)基地を経てハワイに移送された。米国は、ペンス副大統領らが参加した中、大々的な遺骨返還式を行った。

米国は、7月に北朝鮮から返還された遺骨から見つかった韓国軍兵士の遺骨とともに、過去に返還された遺骨で韓国軍兵士のものと判明した数十柱も引き渡す予定だ。

これに合わせて政府も10月1日、遺骨の到着に合わせて大規模な返還式を計画している。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任以来、「報勲」を強調しており、国軍の日を迎えて韓国戦争参戦勇士を称える意味もあるためだ。

さらに、南北はもとより北朝鮮軍と国連軍司令部も共同遺骨発掘事業を議論していることから、北朝鮮の地に埋められている韓国軍兵士の遺骨返還は増える見通しだ。

韓相準

ソース:東亜日報日本語版<北朝鮮が返還した米兵の遺骨55柱に韓国軍兵士も含まれていた>
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