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JPlevelMHD動力炉の膨大な電力とオニオン装甲・プリント基板式送電装置による核爆発にすら耐える桁外れの装甲防御力を備えた超大型兵器。
その圧倒的な戦闘力から、機銃や砲弾、ミサイルなど既存兵器は軒並み豆鉄砲扱いになっており、作中では「兵隊が要らない」とまで形容され、
人間同士が直接交戦せずに済むクリーンな戦争の代名詞とされている。

実弾、光学、ビーム等様々な大小100門以上の砲門による圧倒的な攻撃力を有し、動力炉を中心に配する直径約50m球形本体(砲の長さまで合わせればそれ以上)、
平均質量は20万tを超える巨体ながら、静電気式又はエアクッション式を主体とした推進システムで時速500km以上で戦闘機動を行う。
開発初期の時点では、マッハ5以上で飛来する対艦ミサイルやMIRVなどが代表的な仮想敵であったが、
照準レーダー群の並列演算技術の確立及び対空レーザーによる圧倒的な迎撃能力の獲得により、オブジェクトのいる戦場において航空機による制空権は意味をなさない
(オブジェクトによる戦闘機のキルレシオは1対500を超える)。
そのため、戦争ではどちらのオブジェクトが強いか、数が多いかという条件で勝敗がある程度予測できる。
しかし、あくまでも兵器であるため常に整備や補給を必要としており、万全な稼働には移動可能な整備基地(ベースゾーン)の同行による整備が不可欠。
動力炉自体は長期稼働が可能だが、弾薬・消耗品は元より、整備のための工作機や重機を動かす石油の供給が滞ると整備不全で動けなくなってしまう事もある。作中ではオブジェクトを効率的に輸送できるルートを確保するために戦争が起きているという本末転倒な説まで出ている。
また、その質量故に水没したオブジェクトはほぼ回収不能となる。