2018年9月16日、中国メディアの海外網によると、韓国・ソウル新聞はこのほど、中国人留学生の大量流入を受け、韓国の大学生の間で「中国人嫌悪」が広がっていると報じた。

韓国教育部の資料によると、今年の外国人留学生は14万2205人で、昨年から14.8%増加している。そのうち中国人留学生は6万8537人で、全体の半数近い48.2%を占めている。韓国政府は23年までに外国人留学生20万人誘致を目標にしている。地方のあまり名前の知られていない大学にとって、中国人留学生は大学を正常に運営するための「保障」になっている。

中国人留学生は授業で「忌避」の対象となっている。韓国の学生たちは、韓国語があまり上手ではない中国人留学生とのグループ活動を避けたがるという。韓国人学生からは「国文学専攻の授業で韓国語を知らない中国人留学生と同じグループにされ困り果てた」「中国人留学生と同じ組にされると、単位は放棄するしかない」などの声が上がっている。

一方で、中国人学生は「グループ作業の時、韓国語で上手に発表することはできないが、その分、資料調査に多くの努力を傾けている」などと述べている。

韓国中央大社会学科の申光栄(シン・グァンヨン)教授は、「文化の違いを理解する努力をすれば、中国人に対する先入観と偏見を消すことができる。同時に、自己中心的な思考を捨て、互いを理解する環境が造成されなければならない」と指摘している。


2018年9月17日(月) 10時10分
https://www.recordchina.co.jp/b644792-s0-c30-d0054.html

※ソウル新聞の記事(韓国語)
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20180911012013