高齢化進む台湾 日本で介護技術を学ぶ研修生の壮行会
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ことし、65歳以上の高齢者の割合が全人口の14%を超える「高齢社会」となった台湾では、
介護事業の関係者が日本で介護技術などを学ぶ研修を受けることになり、
17日、台北で研修生の壮行会が行われました。
 
この研修は日本と台湾の介護人材の育成事業として初めて行われるもので、
台湾の高齢者施設で働く人や地方自治体で高齢者支援に携わる職員など、
合わせて10人が今月24日から2か月間、日本を訪れます。
 
これに先だち17日、日本政府の台湾との窓口機関「日本台湾交流協会」で壮行会が行われ、
台湾の衛生福利部の呂寶静政務次長は「日本には参考にできる部分は多く、
きめ細かい介護サービスに加え何事も万全に行おうと努力する精神を学んできてほしい」
と研修生を激励しました。
 
研修生は長野県の大学を拠点に、
日本の介護制度のほか、実習を通して介護の技術などを学ぶということで、
参加する女性の1人は「専門的で心のこもった日本の介護サービスを学んで台湾に持ち帰りたいです」
と話していました。
 
台湾は世界でも低い出生率を背景に日本より速く高齢化が進んでいて、
ことし4月に65歳以上の高齢者の割合が全人口の14%を超える「高齢社会」となり、
8年後には20%を超える見通しで、介護分野の人材育成が急務となっています。
(09/17 16:41)
 
★ ソースは、NHK [日本] とか。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180917/k10011633481000.html