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>「50年も前の事は知らん」

さすがにそんなアホみたいなことは言ってこないだろうな。過去に日本政府が国会で答弁した、北朝鮮との関係は白紙って認識を持ち出すだろう。


○谷野説明員 お答え申し上げます。
 まず、この不幸な過去についての認識の問題でございますけれども、これは歴代総理が国会等で御答弁申し上げておりますように、
不幸な過去という場合に何も韓国だけではございませんで、朝鮮半島全体との関係で不幸な過去を持ったという認識でございまして、
これに対する厳しい反省の念と遺憾の意というものは国会等で表明されております。いずれ北朝鮮と正常化に至ります場合に、
そのような認識をどういうふうに日本政府として改めて明らかにするか、文書に認めるのかということも含めてそのときにきちんと
処理しなければならない問題だと私どもは考えております。
 第二点の賠償の問題でございますけれども、これは私どもの理解は、一般に賠償といいますのは、戦争状態にあった国家間の
関係をいわば平和条約に基づいて処理するときに使われる文言でありまして、戦敗国と戦勝国の間のいわゆる戦時賠償を普通
指すというのが専門家の意見でございます。したがいまして、北朝鮮との関係ではそのような関係ではなかったわけでございま
すから、韓国との間で処理しましたように相互の請求権の問題ということで処理されるべきものだろうというふうに考えておりま
すし、既にそのような日本政府の考え方を三次にわたります正式の先方との会談で申し述べておるところでございます。
 第三点の、唯一の合法政府云々というお話でございますが、これは当委員会でも高沢先生からお尋ねを何回かにわたって
いただいた記憶がございますけれども、文言は繰り返しませんが、要するに日韓基本条約の第三条というのは大変用心深い
書き方になっておりまして、あのような書き方がしてある以上、あのことが北朝鮮との間で、北朝鮮との関係はいわば白紙に、
どういう関係を構築するかということが白紙のまま残されて将来にゆだねられたわけでございまして、その作業を今やっておる
わけでございます。したがいまして、第三条のあのように用心深く書かれたあの文言というのはそれなりに何ら変更なくその
まま残されるべきものであろう、条約の安定性ということからいってもそれがあるべきことであろうと思います。
 最後に、南北の、北朝鮮及び韓国の両者の国連への加盟ということにつきましては、私どもは、これが北朝鮮の側から発表され
ました時点におきまして大変歓迎すべきことであるという談話を官房長官がお出しになったことを記憶いたしておりますが、いずれ
にいたしましても、これが最も望ましい選択でありますし、その意味におきまして北朝鮮のこの面での大変な決断というものを歓迎
いたしたいと思いますし、南北両方が国連に加盟する、もちろん将来統一の暁にはこれは一つの議席になるべきものでありましょう
けれども当面は両者がそれぞれの議席を持って加盟するということは、やはり私どもは一番大切と考えております朝鮮半島の平和
と安定というものに大変大きなプラスの効果を持つというふうに思いますし、その意味において大変歓迎しておるところでございます。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/120/0110/12008020110014c.html