■朝鮮の仏教弾圧の歴史…僧侶は奴隷と同じ身分に…仏像は没収して溶解した■

李朝三代目の国王太宗(在位期間1400年-1418年)の時には、仏教大弾圧が断行され、高麗朝の時代に1万以上の
寺院があったが、この時期に何と「242寺院」までに減らしている。

さらに寺院に属する、土地や奴隷などを続々と没収していった。
次の国王世宗の時には、全宗派を禅教二宗に統合して、それぞれ「18寺院」だけを残して、
残りの寺を廃寺とした。

儒教は基本的に、人間の内側の精神を糺すことを目的としていたため、日本の神仏融合の
ような柔軟かつ寛容に仏教に接することなく、宗教そのものを蔑視し、攻撃の対象としたのである。

李朝九代目の成宗の時には、出家禁止令が出され、李朝十一代目の中宗の時には、
★国中の仏像を没収し、溶解した上で武器をつくるなど非道な行いをしている。

この頃になると、僧侶は漢城(ソウル)に入ることが許されず、労役に付くことを
強制され、奴隷と同じ賤民の範疇であった。

韓国では、骨董屋を覗くと首のない仏像が売られていることが多い。李朝の斥仏政策のもとで、
仏像の首が切り落とされたからである。

★★ 今だに韓国では、韓国の寺院は秀吉やら日帝に破壊されたと妄言を吐く輩が後を
絶たないが、実際は上のように、自分たち自身で仏教を弾圧してきたのが真実である。

http://blog.livedoor.jp/cyoncyonaho/archives/1052730193.html


■イザベラバードの見た朝鮮…宗教には無関心だった為、寺院もない■
ソウルには芸術品はまったくなく、古代の遺物はわずかしかないし、他の都会ならある魅力が
ソウルにはことごとく欠けている。宗教には無関心だった為、寺院もない…
三世紀前、ソウル城内で仏教が廃止され僧侶の入城が禁じられた時点で国家的信仰というような
ものはいっさい朝鮮から消えてしまった…僧達(金剛山)は無学で迷信深い。信仰している宗教の
歴史や教義についてなにも知らない。経文の意味についても同じで・・単なる文字に過ぎず…


■ダレ『朝鮮事情』 (金容権:訳/東洋文庫・平凡社)■

「第十一章 宗教」
「こんにち(仏教の)僧になる人といえば、そのほとんどが、寺に避難してきた無頼漢だとか、
 結婚できないものとか、一人で生きるのがいやな、あるいはその能力もない、子供のいない寡夫である。
 人びとは、僧侶といえば、喧嘩好きで、ぺてん師で、偽善者であると、軽蔑している。
 しかし習慣に従って、そしてまた多分に迷信的なある恐れからかもしれないが、
 人びとは彼らに、いとも簡単に施しをしている」