>>437
F16ね近代化改修キット込みは台湾空軍側から見ても
なかなかのお値段ですがやるとやらないでは
結構違うものがありますね
具体的には、レーダーのAESA化、
コクピットの改修、
コンピューターの改修、
新型エンジンの装備などです
また、胴体付け燃料タンク(コンフォーマルタンク)の装備もVの改修案に含まれますが、コンフォーマルタンクを装備すると航続距離が大幅に伸びる事となり、これは対中関係が難しい台湾には許可されないかもしれません
やはり、目玉はAESAレーダーの装備でしょう
いわゆるフェイズドアレイレーダーのことで、AESAと非AESAとでは探知距離や探知速度などに大きな差があります
近年の空対空戦闘のほとんどが、レーダーとミサイルとに頼った目視外戦闘で決着が付きますので、AESAレーダーは超重要な装備です
当初、米国はAESA化を認めないのでは?と予想されましたので驚きです
また、コクピットは大型のカラーディスプレイを多数装備した新型グラスコクピットに改修される予定。さらに、もしかしたら機首付けの赤外線センサー(FLIR)の追加があるかも
ですので、世界的にも比較的低性能だった台湾のF-16Aが、ここにきて一挙に最高性能のF-16Vになるかもしれないのです
ちなみに、各国で現時点ではF-16Vへの改修実例は無いようです
F-16Vに相当する機種として、UAEが運用するF-16Eが存在します
Eは、AESAレーダー、FLIR、新型コクピット、コンフォーマルタンクなどを装備し、かなりゴツイ姿です。エンジンも新型へ換装
特に、コンフォーマルタンクを装備することで航続距離は延伸されますが、重量と空気抵抗が増えて速度性能と運動性能は犠牲になるようです
どちらかと言うと空対地攻撃性能の向上を狙った装備ですね。しかし、同時にAESAレーダーを装備すれば目視外戦闘での空対空戦闘性能も大きく向上するので問題無いのでしょう
台湾のF-16がF-16Eと同じ姿になるかは不明ですF-16Vへの改修と言っても、オプションの全てを採用するとも限りません
「これは必要、あれは不要」と取捨選択があるかも