隣国との関係性悪化の火種は明治維新の前後から仕込まれていたのかもしれない
あの時に支配者階級が入れ替わったことは紛れもない事実だ
そして外国勢力が強力に介入してきたことも事実だ
隣国との関係が悪化することでもたらされる不和と対立こそが
真に日本国を貶めようとする者に利する、崩壊と破滅を誘発する要因となることを知らねばならない

あの隣国の人々は本来日本を敵視するような民族ではない
白村江の戦いでは倭の国が援軍を送り、百済と連合軍として戦い、
敗戦後も百済の王族を日本側に引き入れるという形で救済した
秀吉の朝鮮出兵の後に悪化した関係性を、徳川はある程度良好なものに戻し、
定期的に信使をつかわせることで安寧を、善き関係を維持した
徳川家康はイエズス会の侵略的な勢力を追い払ったが
その後も朝鮮への敵意や軽蔑心を利用する形での工作は行われていたのかもしれない
白人界隈に言わせれば日本人も朝鮮人も異国のアジア人であり
その両者が争うことで自分たちの統治がうまく進むなら儲けものだと考えることだろう

朝鮮の人々は、侵略され、蹂躙されたのにもかかわらず、そのことに対して
加害者側から率直で実直な思いやりの謝罪の言葉が聞けずにもどかしく感じているのだろう
その事が暴走する最大の理由である
心のわだかまりが癒やされた時には、自発的に日本側が言う「反日的」行いを自粛するようになるだろう
それは力による屈服ではなく、相互理解と歩み寄り、慈愛による癒やしこそが
血を流し、争うことなくして事をおさめる最良の選択であることをあらわしている
日本側が朝鮮という隣国を敵視したり蔑視したりする世論形成も、
日本の統治機構を支配下におさめる界隈が仕向けていることかもしれない
もしそうなら、嫌悪感を扇動のための材料とされる形で、いいように操られていると言うほかない

大東亜共栄圏をつくり、その結果としてアジアの多くの地域が西洋列強による植民地支配から開放された点は素晴らしい功績かもしれない
だが、その功績を誇るだけでなく、日本軍も恐ろしく凄惨で暴力的なことをした事実を認め、その先に進むことで
内と外の両面において一等民としての格をもたねばならないと考える
そして、その格が本当の意味で手に入った時こそ、白人の使いとされず、
アジアが世界の覇権を握り、その王の一つが日本であるとの意を
自ら語るまでもなく世界中に黙しながらにして発することができよう
これが現実になれば我が国、日本国の未来は安泰だ
そのために今こうして警告を発した
その真意が伝わることを祈る