>>487
阪神基地隊HPに詳しい解説が
http://www.mod.go.jp/msdf/hanshin/umi_room/umi_backup/unchiku_1.html

>昭和29年7月の防衛庁・自衛隊の設置を前に、前年11月から旗章についても全面的に見直されることとなりました。
>部内から広く意見を徴し、図案を募集しました。また、学者や画家、その他部外の人の意見を聞いたりしました。
>そして各部隊・機関の意見を集めたその結果、各部隊等の大部分は旧軍艦旗を希望している意見が多いことが判明しました。

>29年4月1日、多くの部隊が希望している旧軍艦旗を採用することについても、情勢はこれを許す状況にはないのではないかとの議論がありました。
>そこで、直線的、単色、一目瞭然、すっきりしたもので、一見して士気を高揚し、海上部隊を象徴するに十分なものであり、
>かつ、海上において視認の高いものであることを軸に旗を考案することになったのです。
>東京学芸大学の意見を聞いたところ、「部隊の旗としては、旧海軍の軍艦旗は最上のものであった。
>国旗との関連、色彩の単純鮮明、海の色との調和、士気の昂揚等、すべての条件を満たしている。」との回答がありました。
>その後も図案の研究が続きましたが、画家である米内穂豊賀画伯に図案の作成を依頼することになったのです。

>画伯は悩み抜いた末、結論に至りました。
>「軍艦旗は黄金分割による形状、日章の大きさ、位置光線の配合など実にすばらしいもので、これ以上の図案は考えようがない。
>それで、軍艦旗そのままの寸法で1枚書き上げた。お気に召さなければご辞退します。画家としての良心が許しませんので」

>“画伯の作品”は「創設する海自への影響」「国民感情」などを焦点に庁議にかけられましたが、保安庁長官は裁可したのです。