インドのモディ首相は、核ミサイルが搭載可能な潜水艦を実戦配備できるようになったと明らかにし、インド洋で海洋進出を強める中国をけん制する狙いもあるとみられます。

インドのモディ首相は5日、軍事力の強化のために開発を進めていた核ミサイルが搭載可能な国産の原子力潜水艦を実戦配備できるようになったと発表しました。

これによってインドは、有事の際に陸と空に加えて海からも核ミサイルを使って攻撃できるようになり、モディ首相は声明で「インド太平洋地域の平和と安定のために重要だ」と述べて成果を強調しました。

シーレーン=海上交通路となっているインド洋では、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を推進するため港湾などのインフラ整備を進めているほか、海軍の潜水艦や艦艇を展開させて海洋進出を強めています。

インドは中国がインド洋に面した港湾を軍事利用するのではないかと警戒を強め、最新の潜水艦を投入することでにらみをきかせ、中国をけん制する狙いもあるとみられます。

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NHKオンライン 2018年11月6日 4時56分