日本の戦国時代のキリシタン大名は戦で女狩りを盛んにおこなった。
捕虜にした女たちを、キリスト教宣教師を介して南蛮人に売り渡し、
代価として火薬を受け取った。相場は女20人が火薬1樽であった。
このようにして南蛮人に売り渡された日本人女たちは東南アジア・インドを
経てヨーロッパの娼館に流れていき、さらには大西洋を越えてメキシコ
にまで売られて行った。少年遣欧使節団がこれを目撃し、帰国後、
権力者である豊臣秀吉や徳川家康に伝えた。権力者らは烈火のごとく怒り、
キリシタン弾圧の動機となった。