>>2の続き
 男性は、身の安全も考えて出席はせず、反対意見を書面で提出するにとどめた。圧倒的多数の韓国系住民が「賛成」するなかで、実名で「反対」を表明することは家族や親類にまで累が及ぶ可能性がある。

 男性は、アメリカでの一連の「反日」行動を放置すれば、ますます世界へ広がってゆくだろう、という。それが、東アジアにおける米・日・韓の連携を弱体化させることになり、中国や北朝鮮の“思うツボ”になることを憂慮する。

 「『軍隊と性』の問題は世界中にあるが、軍隊が慰安婦にするために強制連行したのは日本しかない…アメリカでは、そこが問題視されている。その点を残したまま何度、謝罪してもダメ。むしろ“事実”だと認めたことになることを分かっていない。日本政府がそれに近いことを公式的に認めてしまった『河野談話』(平成5年)を勇断をもって否定するしかありません」=敬称略(文化部編集委員 喜多由浩)

おしまい