【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は3日、韓国空軍による「戦闘準備態勢総合訓練」を同日から7日まで実施すると発表した。北朝鮮との非核化交渉を進めるため、米韓が今月に予定していた定例の合同空軍演習「ビジラント・エース」を中止したことを補うための韓国単独での訓練と位置付けられている。

 同本部は訓練の規模や内容の詳細を明らかにしていないが、聯合ニュースは、軍関係者の話として主力戦闘機のF15Kなどが参加するものの、例年に比べ、戦力を縮小して行われると伝えた。合同演習の相次ぐ中止で、米韓両軍の連携練度の低下が懸念されており、同本部は、米韓空軍パイロットの技量向上のため、別の小規模訓練も並行して実施予定だと説明した。

昨年12月に行われた演習では、ステルス戦闘機を含め、約270機が参加。米戦略爆撃機も展開した。

https://www.sankei.com/world/news/181203/wor1812030017-n1.html
産経 2018.12.3 18:26