自由韓国党のキム・ビョンジュン非常対策委員長は3日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のチェコ歴訪をめぐる議論に対して「文大統領がなぜチェコに行ったのか青瓦台が正確に明らかにしなければならない」として「それとも、あらゆるデマが世の中を覆うだろう」と話した。 

  キム委員長はこの日、国会で開かれた非常対策委会議で「私が最近、外でこの方あの方から私が答えることはできない質問を一つ問われたりする。それが何かといえば『大統領がなぜチェコに行ったか』だ」と攻勢を繰り広げた。 

  彼は「原発のために行ったものと答えて恥をさらすだけだった」として「あらゆるデマが出回っている。青瓦台で早急かつ正確にその内容を明らかにする必要がある」と話した。 

  文大統領はチェコ大統領が海外歴訪に出ている間にチェコを訪れ、首脳会談を行うことができなかった。さらに、脱原発政策を推進しながらチェコに原発のセールスをするというのは矛盾という批判を浴びている。 

  キム委員長は「いつの間にかわが外交がチェコ問題をはじめ、青瓦台で発表されたものの原本を探すために努力している」として「内容がよく間違っているため」と指摘した。 

  また、今回の韓米首脳会談に言及して「われわれは公式会談だと言うが、G20では文在寅(ムン・ジェイン)大統領がトランプ大統領に会ったことを『プル・アサイド(pull aside・しばらくの間会談場を抜け出して格式にこだわらずに行う略式対話)』会談を指す」と指摘した。 

  キム委員長は「韓国の国民は英語ができなければ国政がどのように回っているのかも分からない状況になった」として「政府が真実を言わずにとんでもないことをを言えば国民には通じない。外交も常識」と強調した。 

  また「文大統領がG20歴訪を終えてニュージーランドに行ったが、今回の歴訪を見ながら真に心配が多い」として「米国と中国は90日間貿易戦争に合意し、習近平主席と安倍首相も経済協力の強化について話し合った」と言及した。 

  しかし「このような問題に関するわが大統領の声は聞こえない」として「G20歴訪で通商問題を素材にどこの国のトップに会ったということを聞いたことがない。ひたすら金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の答礼訪問のことだけが聞こえている」と指摘した。 

  キム委員長は「外交で北朝鮮第一主義が問題であれば、国内では南北関係優先主義が深刻な問題」として「経済状況が厳しいが、雇用まで減って問題となっている。今大統領の心は全くこちらにはないようだ」と批判した。また「文大統領が生活積弊の清算を叫んでいるが、青瓦台内部は腐っている」として「文大統領の海外歴訪中に青瓦台の規律の乱れが所々で見えているが、他人の目にあるちりは積弊だと言いながら自身の目の梁に目を閉じてはならない」と指摘した。 

  また「青瓦台職員が不正に関与されたのではないかという疑いも持たれている」とし、「今後、文大統領がこの部分をどのように処理していくか見守りたい」と話した。

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[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]2018年12月03日 15時10分