チョ・ヒョンヨン(慶熙大学校教授)

空はいつも私たちに驚きを与えます。朝起きて、空に浮かぶ太陽を見ただけで胸が一杯になります。毎日昇る太陽ですが、いつも同じ姿ではありません。雲に遮られ、山を除けながら新しい一日が始まります。日の出はいつも我々を新鮮にします。日が暮れる姿はいつも暖かい癒しになります。一日を送った太陽が、こんなにも美しく暗闇の中で消えるなんて。私は空が見せる様々な姿にいつも感動します。晴れた空も、薄曇りの空も、曇った空もそれぞれの魅力があります。

数日前の夕方に息子と勉強をして以降、空を見るようになりました。私は毎晩、息子と近所のカフェでお茶を飲みながら勉強をします。行き来しながらの会話は幸せそのものです。その日は空に流星雨が降るという消息を聞き、帰り道に空を見る事になったのです。夜空をじっくりと見るのも久しぶりの事です。冬の夜空はなんだか切ないです。

(略)

流星を見てから、流星がウリ語(韓国語)で『ピョルトン(星糞)』なのが面白いです。あんなにときめいて神秘な現象に、『トン(糞)』という言葉をつけるなんて笑っちゃいます。そういえば、我々には『火糞が飛ぶ(とばっちを喰らう)』という言葉や、『鶏糞のような涙(大粒の涙)』という言葉もあります。我々が住んでいる世界の事ですから、汚いものが何かありますか?面白いだけですよね。ピョルトン(星糞)という言葉にもう一度嬉しく笑います。

ソース:米州中央日報(韓国語)
http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=6834346