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その末尾近くに
「独裁体制が長く続き、国民生活と乖離した場所にいると、側近はイエスマンばかりになり、報告もよい報告しか上がらなくなり、国民の窮乏や怒りは知らない状態になっていくと思われます」
とあるが、金正恩がまさにそれ。
初代や先代はともかく、今のカリアゲはどう見ても「独裁者」ではなく、「独裁者の体をした傀儡」でしかない。
で、その傀儡をおだてつつ操っている黒幕は、朝鮮労働党の幹部連中。中国に寄り過ぎた張成沢を処刑させたのも、より「白頭の血統」が濃くカリアゲを失脚させかねない正男を暗殺させたのも、労働党の幹部。
カリアゲには「叔父とは言え、中国の手先と化した裏切り者です」とか「兄であり正統な後継者と言って貴方の地位を脅かそうとしている危険な存在です」とか吹き込んで処刑命令書にサインさせたんだろう。
人民の生活だって、平壌の超エリートの生活だけ見せて「共和国の人民は、元帥様のご指導により全員がこのように豊かな生活ができています」と大嘘吹き込んで、カリアゲもそれを信じているんだろうな。
だから、カリアゲは「国民すべてが世界一幸せなわが国の体制を壊そうとは、米帝は何て悪辣な奴なんだ」と、本気で思い込んでいるんじゃないか?
もちろん、平壌の裏通りにいるコッチェビ、地方で苦しむ人民、まともに食えずガリガリの中朝国境の兵士なんて、カリアゲは存在すら知らされていないだろう。
北の人民を窮乏から救うには、カリアゲよりも朝鮮労働党の幹部を全員処刑しないとダメ。
そして、カリアゲは生きたまま捕らえて、処刑の前にコッチェビや地方の人民・兵士などの姿を見せて「お前が率いていた国は、これが実態だ」と教えてやればいい。処刑前に真実を突きつけられて苦しむぐらい、名前だけでも指導者という者が負うべき責任だ。