中国人家庭・八つの掟

呂洞賓
五峯盧山の県知事で、遊山中に漢鐘離に教えを授かる。故事「邯鄲の夢」で盧生に枕を与えた仙人。千鳥足。
ひょうたんを持った仙人で、ひょうたんをヌンチャクのように振り回すというのが特徴、猿拳の歩法が含まれる。

李鉄拐
片足が不自由で鉄杖を突く。古典落語の題材にもなっている。魂のみ崋山に行っている間に、弟子に身体を燃やされ、仕方なく片足の乞食の身体に入ったとされている。

漢鐘離
晋の将軍。敗走の中で東華帝君に会い、教えを授かる。樽を抱えた姿は含胸抜背と呼ばれる。

蘭采和
唐代、常に大きな花籠を持ち、片足だけ裸足でぼろを着て歌い歩いていたという。美少年とも美少女とも言われる。

張果老
常に白い驢馬に乗っている。その素性(白い蝙蝠の精)を人に話すと死ぬと言われる。

曹国舅
宋の曹太后の弟。弟の暴政を嫌い隠匿していたところ、呂洞賓と漢鐘離に教えを授かる。月牙叉手。

韓湘子
唐の詩人韓愈の甥。横笛の名手。

何仙姑
唯一の女仙。夢のお告げに従い雲母の粉を食べ続けたところ、身体が軽くなり空を飛び不死となったといわれる。