お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)が29日、自身がパーソナリティーを務める文化放送「ロンドンブーツ1号2号。田村淳のNewsCLUB」(土曜後1・0)に出演。韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとする問題について言及し、韓国側の対応に疑問を呈した。

 レーダー照射問題について、日韓防衛当局が27日に実務者協議を開催するも平行線に終わり、防衛省は28日に問題発生時の動画を公開するに至った。敦は「こんなに動画を待ち望んだことはないなっていうくらい『早く早く』と思って。見ました」と明かし、コメンテーターとして出演していた哲学者で津田塾大学総合政策学科教授、萱野稔人氏(48)に動画の見解をたずねた。萱野氏は「実際に軍事専門家がみても、世界中の軍事関係者がみても、日本側の主張が正しいとわかるような動画らしい」とし、難破船を探していた、天候が悪かったという韓国側のこれまでの主張がことごとく覆っていると指摘。それでも韓国が照射を認めない理由について、責任者を処分すると国内世論の反発を招いて韓国政府の支持が失われる危険性があると私見を述べた。

 さらに、駆逐艦の艦長、副長、あるいはそれより上の立場の人間が国際的なルールを違反するよう指示した人間がいることになり「そうなると韓国軍は指揮統制がなっていないという問題になりますから、それを国際的なレベルで認めることはできない」のだろうと推測した。

 「韓国サイドが認めて謝罪をしてくれることを僕は願いますけどね」と語る淳に対し、萱野氏は「(韓国の)根本には、日本には何をやっても許されるっていう感覚があるんじゃないかと思うんですよ。これまでも国際的なルールを守らずにいろいろなことを言ってきた」と推測し、「やめさせられるのは日本の対応しかない」と補足した。淳は「もうガンガン(韓国を)詰めていってほしいですけどね。期待しております、日本政府」とまとめた。

サンスポ
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