【ソウル堀山明子】韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機に対する火器管制レーダー照射問題で、韓国国防省の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は3日、日本の防衛省が昨年末に証拠として公開した哨戒機から撮影した映像に反論する映像を準備しており、今週中にも動画投稿サイトで公開すると明らかにした。

崔氏によると、反論映像には哨戒機は映っていないが、「(日本が)公開した映像が持つ問題」を指摘する内容になるという。

 崔氏はまた、哨戒機が駆逐艦に水平距離で約500メートル、高度150メートルまで接近したのは国際法や航空法の範囲内とする日本側主張に対し「それは民間航空機に該当する部分で、軍用機は異なる」と反論した。国防省は2日の声明で「威嚇的な低空飛行をした行為を謝罪すべきだ」と日本側に要求しており、今後公開する映像は、威嚇的飛行と主張する韓国側の根拠を提示する内容とみられる。

https://mainichi.jp/articles/20190103/k00/00m/030/175000c
毎日新聞 2019年1月3日 21時28分(最終更新 1月3日 21時35分)