野党の自由韓国党と正しい未来党は5日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大統領選挙当時の公約「光化門(クァンファムン)大統領時代」を事実上白紙化したことを一斉に批判し、文在寅政権の謝罪を要求した。 

  青瓦台(チョンワデ、大統領府)は前日、兪弘濬(ユ・ホンジュン)光化門大統領時代委員会諮問委員など専門家が歴史性、セキュリティー、費用などを総合的に検討した結果を文大統領に報告したと説明し、「大統領執務室の光化門移転」公約の履行は保留になったと伝えた。 

  5日午前、正しい未来党のキム・ジョンファ報道官は論評で「『修辞』政権としか言えない。文在寅政権の公約は選挙の時だけの公約なのか」とし「現実性のない嘘の公約で国民を愚弄した文在寅政権は国民に謝罪しなければいけない」と述べた。 

  兪弘濬諮問委員が前日、「文大統領は公約を発表した際、実務的な検討をしたというよりは、疎通の強化という理念的な趣旨であったようだ」と発言したことに対し、キム報道官は「票さえ得られればよいという考えで国民にトリックを使ったと話す方がましだ」とし「もう即興的なポピュリズムで約束は乱発してはいけない」と指摘した。 

  これに先立ち韓国党の尹永碩(ユン・ヨンソク)報道官は前日晩に出した論評で、「大統領執務室を光化門に移転するという対国民公約を撤回したことについて、文大統領はまず謝罪をしなければいけない」と主張した。続いて「大統領選挙公約で得るものは得て、国民との約束はゴミ箱に捨てて、政治的道義に背いた」と批判した。

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[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]2019年01月05日 13時13分