韓国に経済制裁を実施する。韓国は経済がマイナスになり大きな損害を被る。
日本への損害は、経済に貿易が占める割合が小さく影響は少ない。
韓国は、日本からの輸入が止まると経済に大打撃があり最低でもマイナス成長に陥る。
1)日本は韓国と貿易を止めても小さな影響しかない。
日本という国家と韓国という国家では、GDPに対する貿易比率が大きく違います。
対GDP貿易比率で比べると、日本;27.45%に対して韓国;67.29%。
日本は国内需要と所得収支(外国に投資して配当や金利を得る)で食っている国です。
しかし、韓国は貿易なしでは国家経済が回らない。
貿易比率の低い日本経済で、更に比率が低い韓国との交易が途絶えても日本経済は何も困りません。
韓国無しでも日本経済は困らない。
日本にとって重要なのは原油や鉱物資源、穀物などの調達先であって韓国はそれに該当しません。
日韓の交易が途絶えても日本の経済には大きな影響は無いのです。
2)韓国の輸入先としての日本は中国に次いで2番目の位置にあります。意外や韓国はアメリカよりも
日本から多く買っているのです。
2016年韓国の輸出先構成比率
中国;25.1%、アメリカ;13.4%、EU28;9.4%、香港;6.6%、ベトナム;6.6%、日本;4.9%、
2016年韓国の輸入先構成比率
中国;21.4%、EU28;12.8%、日本;11.7%、湾岸協力会議諸国;11.0%、
アメリカ;10.6%、台湾;4.0%
日本では特定分野においてシェア7割〜9割という企業が少なくありません。
韓国は日本から仕入れせざるを得ないのです。日本の主要輸出品目は、
半導体製造装置、半導体、プラスチック製品、鉄鋼板、フラットパネルディスプレー製造装置、
基礎留分、精密化学原料、光学機器、原動機およびポンプ、計測制御分析器ですが、
代替品はこの世には無いのです。
3)GDPに対する貿易の比率が高い韓国で、日本から製造業に必要な製造機械や製品が
仕入れを起こせない事態に陥る。韓国の工場が稼働できなくなる。
韓国経済は失業者の群れに溺れるでしょう。最低限でもGDPの伸び率分の経済は、
失われマイナス成長に陥るでしょう。韓国の株式市場は大暴落する。
それでも韓国は困らないというのなら、日本を怒らせた対価を払うことになる。
サムソンやヒュンダイの製造ラインは確実に止まりますけれどね。