台湾の蔡英文総統は10日、政府の捜査機関、法務部(法務省)調査局の式典で「昨年は(スパイ行為など)国家安全に関わる事件計52件、174人を摘発した」と明らかにし、中国当局による諜報活動に強い警戒感を示した。

 蔡氏は「中国から毎年二、三百万人が訪台し、台湾はこうした友人を歓迎する。しかし台湾の自由で民主的な空間を利用し、台湾に不利な行為をする者がいることは否定できない」と指摘。交流活動を名目に情報収集をしたり、台湾にスパイ組織を構築したりするケースがあると説明した。

https://www.sankei.com/world/news/190110/wor1901100038-n1.html
産経 2019.1.10 22:20