シンシアリーのブログ
「米国が基本条約に圧力をかけたとする記事」

「アジアからの提訴」という題の、日本の戦後処理問題に関するこの特集報道は、
李承晩大統領の頃から始まった国交正常化交渉にて両国は併合の有効性や日本側の資金の名分をおいて対立を続け、
韓国側は請求権を諦められないと主張し、日本は韓国の独立祝賀金なら日本国民も納得するだろうと対立していた際、
米国が介入したという。
NHKは61年ベトナム戦争本格介入を前に自由陣営の結束を重視し、ジョンFケネディ大統領が池田勇人日本総理及び
朴正煕国家債権最高会議長と相次いで会談し、池田総理には韓国経済発展のための日本の寄与を、
朴議長には日本との国交正常化を急ぐように要求したという。
特に62年になって、米国はソウルと東京の自国大使館を介し、日本には「韓国市場をヨーロッパが狙っている」と警告して
韓国との協定締結を促し、韓国に対しては請求権の名分に拘らず日本の「経済協力」を受け入れろと促し、
そうしないと韓国に対する援助を再考すると圧力を加えたという>
逆を言うと、今回の韓国の最高裁判決による基本条約の破綻は、「自由陣営の結束」という側面からして、
米国及び周辺国の目にはどう映っているのでしょうか。この側面が問題の全てだとは思いませんが、
気になる側面なのもまた事実です。

結局、日韓基本条約や日韓請求権協定は米国が介入して作られたスキームによるもの。
その前提に異を唱えた韓国を米国がどう思うのか?